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VOLUNTEER ACTIVITIES

ボランティア活動

小鳩会の取り組み−宗教部−

小鳩会とは

大阪明星学園では、全校生徒が参加して、募金活動やボランティアに取り組んでいる慈善活動を「小鳩会」と呼んでおり、保護者の方々の協力も得て活動しています。
小鳩会の始まりは100年以上前に行われた、神山復生病院の義捐金活動が始まりです。この病院はカトリック修道会が設立したハンセン病療養のための病院で、パリ外国宣教会のテストヴィド神父が患者のお世話に奔走していました。その中、マリア会が運営する本校に病院へ支援を求める声が届き、司祭・修道者・生徒・保護者・教職員がひとつになって協力した歴史があります。

現在の小鳩会は、生徒それぞれが節制して集めた募金を被災地や児童養護施設などに献金しています。また、様々なボランティア活動にも取り組んでおり、それらの活動について「小鳩会通信」で全校に発信しています。「小鳩会通信」では、マザーテレサ(コルカタの聖テレサ)の言葉「私たちのしていることは大海の一滴にすぎないと感じています。けれど、もしその一滴がなければ、海はその一滴分、確かに少ないということです。」をモットーとして掲げています。

小鳩会活動は、大阪明星学園がカトリック学校であること、各教室に掲げられている校訓「地の塩・世の光(『マタイ福音書』)」の具体的実践です。
自分のコップから、愛をどれだけ相手のコップに注いでも減ることはありません。むしろ、お互いが満たされます。生徒たちはそのことを、小鳩会活動を通じて実感します。


保護者会募金

各学期に一回ずつを目安に、必要に応じて、保護者会のときに学園聖堂前で校内募金活動をしています。東日本大震災の復興支援のための募金も続けながら、様々な災害の支援に向けた募金活動も行っています。

いつも募金に応じてくださり、小鳩会委員一同、感謝申し上げます。暑い日も寒い日もありますが、中学1年生から高校Ⅲ年生まで、力を合わせています。大学受験を意識する11月。それでも募金箱を持つ高校Ⅲ年生の先輩の背中から、後輩は小鳩会の心を学びます。

ルワンダでの学校づくりに協力

高校Ⅱ年生になると、人権教育推進委員会と連携しながら、ルワンダのジェノサイドの歴史と未来を学びます。「ルワンダの教育を考える会」のマリールイズさんのご来校も10年ほど。人権学習や総合的な学習の時間での学びを通じて、教育が偏見や差別を乗り越えることを知り、ルワンダでの学校づくりのために小鳩会献金を届けています。

釜ヶ崎の炊き出しボランティア

雨の日は、雑炊ではなく、おにぎりの手渡しをします。

毎年、年末を前に、全校で米一合を持ち寄って、釜ヶ崎に届けています。このお米は、炊き出しに使われます。実際に炊き出しの手伝いに行く生徒たちもいます。お米や生活用品など実際に物を届けることは、もちろん大事なことです。さらに、マザー・テレサは「大切なのは、どれだけたくさんあげるかではなく、どれだけ愛をこめるか、ということ」と語っています。

こども食堂ボランティア

聖ヨゼフ宣教修道女会のシスターが中心となって2017年より始まった若王寺こども食堂。夏休みとクリスマス会のお手伝いに行っていましたが、今年はコロナにより、訪問できていません。こども食堂もなかなか活動できないなか、お弁当の配布など、できる限りのことをなっているようです。このお弁当には、小鳩会献金も活用されています。 こども食堂さんとも定期的に連絡をとって近況などをおうかがいしています。夏休みやクリスマス会の中止を本当に残念だとおっしゃっています。 スタッフの皆さんや子どもたちと一緒に遊んだり、かくれんぼをしたり、楽しいひとときを分かち合える日が早く訪れますように。 今後も小鳩会を通じて、通学圏の地域ボランティア、こども食堂の応援も大切にしていきたいと考えています。

コロナ禍の米一合

たくさんのお米・石けん、
ありがとうございました。

例年と異なる行事予定のため、保護者会から日にちが経っての「米一合の日」でした。しかし、例年以上のお米石けんが集まりました。コロナ禍のなか、助け合おうという皆さんやご家族の気持ちが集まりました。

例年は、クラスの小鳩会委員を中心に、各クラス毎に、皆さんが持ち寄った一合を大きな米袋にまとめていました。今年は、密を避けるために、まずは小袋のまま集めました。終礼後、宗教科教室で米袋にまとめました。

有志の生徒が、マスク・手袋をつけて、
全校の皆さんの一合を米袋にまとめました

「全校の皆さんの小袋を大きな米袋にまとめる・・・どのくらいの時間がかかるだろう」と、少し心配しましたが、小鳩会委員を中心に、十分な人数の方々がお手伝いに参加してくださいました。いざというとき力を合わせる明星の皆さんを頼もしく思いました。 車の搬入まで一時間ほど。その日の午後に、現地に届けられました。皆さんに感謝。