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2025.12.16

本校高校3年生松本慎太郎さんが科学技術チャレンジ(JSEC)最終審査の結果、協力社賞(阪急交通社賞)を受賞しました。

課外活動 高等学校
本校高校3年生松本慎太郎さんが科学技術チャレンジ(JSEC)最終審査の結果、協力社賞(阪急交通社賞)を受賞しました。

高校3年生松本慎太郎さんが科学技術チャレンジ(JSEC)最終審査結果、協力社賞(阪急交通社賞)を受賞しました。
テーマは低コスト自律型水中フロートの開発及び実証です。

近年、地球温暖化や気候変動により、湖沼や沿岸域の水温構造や生態系の変化が深刻な課題となっています。こうした環境変化を把握するためには、水深ごとの水温や生物分布を継続的かつ多地点で観測することが不可欠です。しかし、研究用の水中観測機器は高価であり、予算の限られた研究では複数台を用いた観測は容易ではありません。
そこで、松本さんは1機あたり約15~20万円という低コストで運用可能な自律型水中フロートを開発し、湖沼および沿岸域における環境観測の実証を行いました。
この機体は、水中を自律的に浮沈しながら、水深約90mまでの水温データと高精細な水中映像を取得することができ、高精度温度センサ・水圧センサ・4Kカメラも搭載。
浮沈機構には圧縮炭酸ガスを用いることで、省電力かつ安定した浮力制御を実現しました。
さらに、取得した映像から魚類を自動検出・分類するAIシステムも開発しました。リアルタイム処理が可能な構成とし、生物分布の把握を効率化しています。

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