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2024.8.7

カンボジア研修

グローバル教育活動 高等学校
カンボジア研修

8月1日から87日まで、高校15名、高校25名計10名がカンボジア研修に参加しました。
カンボジアの過去と現状の比較研究や日本社会とカンボジア社会の比較研究など調査研究課題を各自で設定し、研修に臨みました。



8月1日
関西国際医空港からハノイ空港、ハノイ空港からシェムリアップ空港と乗り換えを挟み、7時間ほどかけて到着しました。
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8月2日
バイヨン中学・高校訪問、農村訪問、アンコールクッキー店の訪問を行いました。
バイヨン中学・高校では理事長からカンボジアの歴史やポルポト政権について、カンボジアの学校の現状などについての話をしてくださり、生徒達はメモを取りながら一生懸命話を聞いていました。その後、生徒間で英語での交流を行い、お互いの生活に理解を深めることができました。

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校長室にて理事長からの講話
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バイヨン中学の生徒たちと
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英語でコミュニケーション
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バイヨン中学の生徒たちと集合写真




8月3日
トンレサップ湖クルーズ、Pavana sara 小物製作工房見学・体験、オールドマーケット自主研修、カンボジアティータイムへの訪問(企業訪問)を行いました。
pavana sara小物製作工房では、女性の職人たちがウォーターヒヤシンスを使った小物を作っており、職人の自宅を訪問し、キーホルダー製作を体験しました。
カンボジアの現地の生活を身近に感じながら、職人たちと交流を深めることができ、女性の働き方や雇用についても学ぶことができました。
オールドマーケット自主研修では、店員と値切り交渉を通して、たくさんコミュニケーションを取ることができ、楽しい時間を過ごしました。
カンボジアティータイムでは、日本人が伝統菓子のノム・トム・ムーンを中心とした土産の製造、販売を通して、カンボジア人の雇用や教育を行っており、社長からカンボジアで起業することについてやカンボジア人とのコミュニケーションの難しさ、やりがいなどについて講話を聞かせていただきました。また、お菓子作り体験もさせていただき、楽しく学ぶことができました。

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ウォーターヒヤシンスを使ってキーホルダー作り

C1.jpgPavana sara 小物製作工房のみなさんと集合写真

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ティータイムでの講話
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ノム・トム・ムーン作り体験




8月4日
アンコールトムやアンコールワット観光を行いました。
遺跡を見ながら、ガイドさんから歴史や修復の現状や難しさなどを学びました。

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8月5日
CMAC平和博物館、キリングフィールド見学、KUMAE訪問を行いました。
CMAC平和記念博物館では、戦争で落とされた地雷による被害や撤去方法、地雷撤去の現状について実際の撤去後の地雷や撤去風景の写真を見ながら学び、また、キリングフィールドでは、ポルポト政権による被害を遺骨や絵などを見ながら学びました。
ここでもガイドさんからの説明を一生懸命聞いており、ポルポト政権による貧困についてなどを研究課題にしている生徒が多かったので、ここでの学びが課題に活かせたのではないかと思います。

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キリングフィールド
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CMAC平和博物館にて
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バナナペーパー作り
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KUMAEのみなさんと集合写真



86
SALASUSU訪問とワークショップを行いました。
SALASUSUは農村の住民に対して、ものづくりや教育を通して、ライフスキルを身につけることを支援しており、小物製作や授業風景を見学しながら学びを深めました。
夕方にシェムリアップ空港を出発し、翌日の早朝に無事に帰国することができました。

今回の研修では、カンボジアの歴史について学び、現地の人とたくさん関わり、カンボジアで活躍されている日本人に話を聞き、観光では体験できないことをたくさん経験できました。 自主的に質問したり、積極的に現地の人たちと関わろうとしている生徒たちの姿がとても印象的でした。
最終日のまとめでは、日本は環境が恵まれているから勉強に対して当たり前になっている。カンボジアでは家の手伝いをしながらでも勉強していて、勉強することが普通ではないため、すごく積極的だ。もう一度、自分の環境に感謝したい。などの意見がありました。これらの経験がとても有意義なものになったと感じています。

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小物製作体験
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SALASUSUのみなさんと集合写真