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2024.5.31

○○先生イチオシ本!!2024

図書館コラム
○○先生イチオシ本!!2024

今年度着任された先生方に、オススメの一冊を教えていただきました。館内の特設コーナーに配架しています。ぜひチェックしてくださいね!

社会科A先生より『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)

史上初、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした作品。ピアノコンクールに臨む参加者たちを、その人物像やバックグラウンド、そして彼らが奏でる音色など様々な面から描いています。映画化もされましたが、個人的には活字でも音が聞こえるくらい、豊かで情景がうかぶ作品だと思います。

社会科T先生より『トラクターの世界史』(藤原辰史)

現在の人口80億の内、60億はこの100年で増えたと聞くとどう思いますか?実はこの急激な人口増加を支えた一つがトラクターなのです。この「鉄の馬」がどのように農業を、世界を変えていったのか。知ってみてください。

数学科H先生より『数学ガールの秘密ノート』シリーズ(結城浩)

高校生の「僕」が女の子と数学を勉強するという架空の青春を味わえる作品です。大学数学を含むこともありますが、会話調で内容を進めていくため、数学が苦手な人の手助けになるかもしれません。派生作品に『物理ノート』もありますので読んでみてください。

英語科Y先生より『下町ロケット』(池井戸潤)

これは主人公が何度逆境に立たされようとも、視点を変えるなどして問題を解決していき、成功に繋げる物語です。皆さんも勉強において様々な壁にぶつかると思いますが、この主人公の様に諦めなければ実を結ぶと皆さんにも知ってほしくて選びました。是非お手に!

英語科D先生より『運動脳』(アンデシュ・ハンセン)

スウェーデンの精神科医が(あらわ)した本。運動は体に良いだけでなく、メンタルや学力にも良い影響をもたらします。人間関係や勉強で悩んだ時は、あれこれ考えるのをやめて、ジョギングしよう!そうすれば、素晴らしいアイデアを思いつく・・・。そんな運動の大切さを教えてくれる一冊です。

数学科F先生より『リーチ先生』(原田マハ)

陶芸家バーナード・リーチの来日から晩年までを描いた小説。亀之助という架空の陶芸家が登場するが、『バーナード・リーチ日本絵日記』(講談社学術文庫)で「亀ちゃん」という実在の人物がいたことを知った。作者は、不幸だった亀ちゃんに小説の中でもう一つの人生を生きさせたかったのだろう。

英語科Y先生より ピーター・K・オースティン編『世界言語百科』

世界には約6千の言語が存在すると言われています。ゲルマン語派の中で最も英語に近いと言われるフリジア語や今は無き古教会スラブ語など様々な言語がこの本にのせられています。英語とは異なる言葉の背景や歴史を学び、自らの見識を広めていきませんか。

国語科M先生より 『なぜふつうに食べられないのか』(磯野真穂)

「摂食障害」を知っていますか。この本は数的データではなく、質的検討によって病気を理解しようとする試みです。統合失調症やうつ病にも応用できそうです。医療や心の病に関心のある人にお勧めです。