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明星は一人一人の個性を尊重し、人を育てる

2009年度卒業

村上 崚

MURAKAMI TAKASHI

電機メーカー勤務

 現在の仕事について

高校卒業後、大学と大学院に進学し、2017年にパナソニック株式会社に入社しました。
多岐にわたる事業を展開する同社の中で、私は一貫して家電事業の分野に携わり、現在は品質保証業務を担当しています。

家電事業の魅力は、チームで知恵を出し合いながら、お客様の生活をより豊かにする製品を世に送り出せることです。その中でも、「Wow!」と驚いていただけるような感動を提供できる瞬間は、この仕事の大きなやりがいだと感じています。
これからも、パナソニックの家電を選んでくださったお客様の期待に応え、さらにはその期待を超えるような品質の製品を提供するため、日々全力を尽くしています。


 中学・高校時代で印象に残っている思い出はなんですか?

私には「パイン」という親友がいます。パインとは中学時代に出会い、当時、パイナップルみたいな髪型だったので「パイン」と呼んでいました。

社会人になった今でも、パインとは毎日のように連絡を取り合い、一緒に遊ぶ計画はもちろん、仕事の悩みや相談まで、何でも気兼ねなく話せる仲です。この関係は、学生時代から変わらず続いています。

大学受験の際には、夜遅くまで一緒に勉強し、互いに切磋琢磨しました。
また、学校行事の球技大会ではサッカーを選び、前日に「特訓」と称して一緒に練習したことも思い出されます。その特訓の疲れが影響したのか、大会の決勝戦でパインが両足をつり、惜しくも優勝を逃した場面は、まるで昨日のことのように覚えています。

ホンネで話せる友人は簡単に得られるものではありませんが、明星で過ごしたからこそ、このような宝物のような関係を築けたのだと感じています。

 

 進学をお考えの皆さまへ

明星で学んだことや、得られた友人は私にとって大きな財産になっています。

今回のインタビューを受けるにあたって高校生活を振り返ると、明星は学業だけでなく、一人一人の個性を尊重し、人を育てる校風だったなと感じています。そのような校風の中で、お互いの価値観の異なる同級生と共に切磋琢磨して中学・高校の6年間を過ごすことで、社会に出てから必要になってくる人間力も醸成されたように感じています。

卒業をした今でも、公私の近況を伝え合える友人がいますが、異なる環境で活躍している話を聞くと、自身の励みにも、気づきにもなっています。

進学される皆様にも、入学してよかったと感じられる実りのある学園生活を送っていただくことを願っております。