西川 智康 画像

「自分で考え、行動する環境」を与えてくれた明星

2013年度卒業

西川 智康

NISHIKAWA TOMOYASU

銀行員

現在の仕事について

法学部を卒業後、住信SBIネット銀行株式会社に就職しました。住信SBIネット銀行は2007年に事業を開始したデジタルバンクで、2023年3月に東証スタンダード市場に国内ネット銀で初めて上場するなど、最先端テクノロジーを活用したサービスで急成長している企業です。

リスク管理、経理、預金・決済サービスなどの事業企画・推進業務を経て、現在は財務企画部での業務に従事しています。銀行のリスクの適正化・収益の最大化を図ることを目的に、予算計画の策定と実行管理、資産・負債の総合的管理を行っています。ハードな仕事ですが、𠮟咤激励してくれる上司や同僚のサポートに恵まれ、忙しくも充実した日々を送り、キャリアを積んでいます。


明星での6年間について

<課外活動>

1から高2の引退までの5年間、卓球部で過ごしました。
当時の明星卓球部には、競技経験のある監督やコーチはいませんでした。つまり、受け身で卓球が上手くなることはなく、自分で考えながら練習するほかありません。中高一貫校ならではですが、中1から高2の部員まで一緒に練習をしていたため、自分なりに模索しつつ、時には年の離れた先輩を頼りながら練習に励みました。高2時には、卓球の書籍やビデオ機材を毎日持ち運びしながら、中学生の後輩指導に精を出しました。「西川さんのおかげで卓球部に来るのが楽しみになった」と後輩が言ってくれた時は、喜びもひとしおでした。

<学業>

明星での授業と宿題、学校内外の自習室を活用しながら、勉強方法を自ら模索し、自分に合ったスタイルを見出すことができました。私にとって明星は詰込教育でも放任教育でもなかったため、良い意味で、どうすれば成績が良くなるだろうかと自分で考えて工夫する余地がありました。明星時代に培った自学自習の心持ちは、ビジネスのあらゆる場面においても活かされています。


進学をお考えの皆さま、在学中の後輩の皆さまへ

今振り返るに、明星は、生徒の主体性と向上心に暖かく全力で応えてくれる学校でした。昼休みに英検の面接練習に付き合ってほしいという申し出や、自習室として近くの教室を利用させてほしいといった我がまま、授業で分からなかった内容の質問攻めなど、先生にとってはお手間だったと思いますが、快く応じて応援してくれました。日頃厳しくも、熱心かつ心暖かな先生に見守られながら、明星で成長期を過ごせたことの有難さを、社会人になった今実感する次第です。

在学中の後輩の皆さまにおかれましては、耳の痛い指導は自身の血肉とし、そして明星の生徒としての特権を活かして、どんどん先生方を頼ってほしいなと思います。きっと暖かく、全力で応えてくれる筈です。末筆ながら、明星で実りのある学園生活を送っていただくことを願っております。