
「明星紳士」という素晴らしい理念と変わらない伝統
2008年度卒業
石田 竜也
ISHIDA TATSUYA
■ 現在の仕事について
私は、現在、東京都にある協和綜合パートナーズ法律事務所にて弁護士として働いています。弁護士の仕事といえば、ドラマでご覧のような裁判や交渉といった仕事内容をイメージされる方が多いように思います。私自身も、ドラマほど華やかなものではないのですが、民事の裁判や交渉を日々行っています。
また、私の事務所のクライアントは民間企業がほとんどです。私は、人事労務分野を専門の一つにしていることもあり、クライアントからの人事労務に関するご相談に対応したり、クライアントの従業員の方々向けにハラスメントに関するセミナーを行うなどの業務も行っています。クライアントから信頼いただけた時や、裁判や交渉の案件が事案に即した解決に至った時などに、弁護士としてのやりがいを感じています。
■ 明星での6年間について
中学・高校の6年間を明星で過ごすことができて良かったと思う点は2つあります。
1つ目は、サッカー部での経験です。特に高校時代の3年間は、全国大会に出場するという目標のもと、サッカーに打ち込んでいました。辛い練習に耐え、常に思考しながらサッカーに打ち込むことができたという経験があったからこそ、時折訪れる逆境も乗り越えることができているのではないかと考えています。また、サッカー部では、上下関係や組織の運営など、社会人として生きていく上で重要なことも学ぶことができたように思います。
2つ目は、人間関係の構築です。明星時代の友人とは現在でも交流があり、大切な人間関係を構築できたと考えています。その他、サッカー部の集まりや仕事などで、明星出身の方とお会いすることもあるのですが、様々な分野でご活躍されており、人格的にも優れた方ばかりですので、卒業後、そのような方々と交流することができることも恵まれた点だと思います。
■ 明星への進学をお考えの方や在学中の皆様へ
昨今、生活面や仕事面での価値観や考え方がますます変化しており、常に価値観や考え方をアップデートすることが求められているように感じます。その一方で、何かに打ち込むなど様々な経験を積むことや、周囲の方々と助け合って生きていくことは、これからの時代でも変わらず重要なことだと考えています。そして、私は、明星において、そのような重要なことを学ぶことができたと思っています。
明星には「明星紳士」という素晴らしい理念と変わらない伝統があり、そこで様々なことを学び経験することで、社会で活躍するための礎を築けると思います。
今後、明星で成長された皆様とお会いできることを楽しみにしております。