
好きなことを仕事にしています!
2018年度卒業
浜崎 泰知
HAMASAKI TAICHI
現在、私は西武グループの近江鉄道株式会社で働いています。幼少期に鉄道が身近な環境で育ったこともあり、鉄道車両のメカニカルな部分に大変興味を持っていました。その結果、大学を卒業後、希望する鉄道会社の技術系で採用され、2023年に入社しました。近江鉄道は滋賀県の琵琶湖東岸、彦根市・東近江市を中心とした湖東平野で車両を運行しており、鉄道以外にもグループでバス、タクシー、船舶といった公共交通事業を手がけています。また、不動産や観光・レジャーなど様々な事業にも取り組んでおり、「でかける人を、ほほえむ人へ」というグループビジョンのもと、地域の人々や旅行者に笑顔を運ぶ、社会貢献の高い会社です。最近では「近江鉄道グループにぎわいづくりDAY『ガチャフェス』」といったイベントを通して、地域のにぎわいづくりにも力を入れています。
入社して最初は鉄道車両の検査・修繕を行う部署に配属され、お客様に安全な車両を提供できるよう努めました。2024年4月からは本社部門に異動し、電柱や踏切などの鉄道設備の更新や工事の手続き業務を担当しています。とても学ぶことが多く、小さなことでも工夫して効率よくこなさなければならない仕事ですが、大好きな鉄道の仕事に携われて充実した日々を過ごしています。
私にとって明星での6年間は、長いようであっという間でした。中学・高校ともにバスケットボール部に所属し、顧問の先生方には厳しくも熱心に指導していただきました。バスケットボールの技術はもちろん、社会で必要な人間性も多く学び、現在に活かしています。受験では苦手な英語を克服できず、理系科目も難しいと感じることが多かったですが、おかげさまで現役で志望大学に合格することができました。また、6年間の最後には皆勤賞をいただき、大学生活の出席や会社への出勤など、当たり前の日常を習慣として身につけることができたのは、明星での生活習慣のおかげだと思います。機会がある方はぜひ目指してみてください。
後輩の皆さんへ。これから自己分析をする機会がたくさん訪れると思います。文理選択、大学受験、就職活動など人生のターニングポイントは多く、不安もあるでしょう。しかし、明星で過ごしている時間は、一番広い選択肢を持っている時期だと思います。部活で身につけた体力は受験に、バスケットボールのスキルは大学での友だちづくりのきっかけに、理系の知識は今の仕事の基礎になりました。今学んでいることは将来役立ち、決して無駄にはなりません。私自身も、経験をデータとして蓄積し、自分の幅を広げるように心がけています。少しの時間でもいいので、自分の将来を想像し、明星での有意義な学生生活を送ってください。