2022年9月23日(金)中学1年生・2年生 稲刈り体験

 9/23秋分の日、中学1年生・2年生のみなさんと、姫路市香寺町にあるお米農園で稲刈り体験をしてきました。 明星では3年目になる「ひまわり里親プロジェクト」の一貫で、自分たちで収穫したお米の半分を学園祭で販売し、 収益を福島県の復興支援に充てる取り組みです(残りの半分は参加生徒の皆さんでおいしくいただきます)。
 当日は曇りがちな天気でしたが雨も降らず、絶好の稲刈り日和。田んぼは人家もまばらな昔ながらの里山にあります。
 農家さんに鎌の使い方のレクチャーを受けた後、生徒の皆さんは穂先を大きくしならせた稲穂の海に潜ります。 約15本の稲から収穫されるお米がちょうどお茶碗一杯分だと聞いた生徒の皆さんは、たくさんの人のお腹を毎日いっぱいにするためには、 どのくらいのお米が必要なのか、どのくらいの手間と時間が必要なのかを実感できたと思います。
 約2時間の作業で刈り取ることができた面積はほんのわずか。稲木掛けの作業までなんとかやり遂げ、あとは2週間の天日干し、といきたいところですが、 台風の接近が予想されるので、今回は乾燥機に入れてもらうことになりました。機械が無かった時代は田植えも、水草取りも、刈り入れも、 乾燥も、すべて人の手で行われていました。知識では知っていても、実際に経験してみると、昔の人たちの力強さや知恵の奥深さには本当に感服します。
 作業後に現地でいただいた炊きたての新米。口に頬張れば、甘さとうまみとやわらかな香りが体中にしみわたります。 「このおいしさがあるから、しんどい作業もがんばれるんだな」と、生徒の皆さんも納得。いえいえ、皆さんががんばったから、さらにおいしく感じるのですよ。
 学園祭でお米を注文して下さった皆さんには10月中旬にお届けします。農家さんが心を込めて育て、明星中学校の生徒の皆さんががんばって収穫したお米です、どうぞお楽しみに。
 今年はコロナのこともあり稲刈りからのスタートでしたが、来年は田植えから始める予定です。 お米作りを通して、働くとはどういうことか、支援とはどういうことか、豊かさとはどういうことかを、皆さんといっしょに学んでいきたいと思います。


稲狩り1
稲狩り2
稲狩り3
稲狩り4
稲狩り5
稲狩り6
稲狩り7
稲狩り8
稲狩り9
稲狩り10
稲狩り11
稲狩り12