2021年5月1日(土)
「生徒の皆さんへ」

 明日から4連休になります。昨年度の黄金週間もステイホームでしたが、今年も諸活動の自粛をお願いします。今、関西では新型コロナウイルス感染症のN501Y型という変異種が猛威を振るっています。感染者の低年齢化、重症化が見られます。どうぞこの4日間は「大切な人をそして自分を守るため」に家に居て過ごして下さい。

 1年以上前からの新型コロナウイルス感染症の影響による想像を絶する出来事により、世界中が解決困難な状況におかれ、多くの犠牲を払っています。昨年来のこの失われた期間の代償は埋められませんが、それでもこの状況を受け入れざるを得ないとき、私たちの行動が「一人一人のかけがえのない命を守るため」にとられていること、そしてその行いは尊く、愛にあふれているのだと自覚したいものです。自分の身を守ることだけではなく、他者の命にも心を配る思いやりが、この忍耐を支えているのだと自覚したいものです。カトリックミッションスクールの一員となった皆さんに求められていることとは、まさしくこのこと、つまり「自己犠牲」であり、自らの権利のみを主張するのではなく、社会の中での連帯と思いやりを意識した行動をとれるようになってほしいのです。

 私たちは、この理不尽な感染症が、どうして今、この時に起こり、こんなにも世界中を混乱させているのかわかりません。今回の事態で、多くの尊い命が奪われました。また、病気に苦しむ人、病人を支えるために懸命に闘う人、経済の悪化に苦しむ人、雇用を失う人、世界中には様々な状況下で命の危機や精神の限界に直面する人たちであふれています。私たちは、人としてどのようにこの状況と向き合うべきなのでしょうか。

 キリストは、その態度として「人とともに、人のために苦しみ、真理と正義を守り抜くために苦しみ、真に愛する人となるために苦しむ」ことを求めています。私たちがコロナ禍で本当に試され、求められていることとは、そしてそのゴールとは、医学の進歩によるウイルスの撲滅ではなく、人類がどのような困難にも連帯して立ち向かうことができるという「信頼」や「安心」に包まれた社会を築くことのはずです。

 皆さんには、本校での学びを通し、「他者のために生きる喜びを本当の喜びとすること」ができるよう、知的にも人間的にも大きく成長することを期待します。
 そして、その姿勢こそが「地の塩・世の光」が求めるところなのです。

学校長 松田 進


2021年4月8日(木)
第1学期 始業式

 皆さん、おはようございます。いよいよ今日から新年度が始まりました。是非、今年度の自分の目標をしっかり持って過ごして下さい。皆さんも聞いたことが有るかもしれませんが、「本気でやってみよう」というタイトルのお話を紹介します。

 その国にはいくつかの村があり、それぞれの村人が行き来しながら暮らしていました。ある村の入り口には門番がいて、他の村から来た旅人は必ずそこを通らなければならない決まりがありました。
 旅人が「ここはどんな村ですか?」と尋ねました。すると門番は「そうですね、あなたが今までいた村はどんな村でしたか」と聞き返します。旅人が「私の村はひどい村でした。」と答えました。すると門番は「ここもたぶん同じような村だと思うよ」と答えました。
 また別の旅人が「ここはどんな所ですか?」と聞きます。門番は「そうですね、あなたが今までいた所は、どんな所でしたか?」と聞き返します。するとその旅人は「私がいた所は、とても素敵な所でしたよ」と答えました。門番は、「ここもたぶん同じようなところだと思うよ」と答えました。

 たったこれだけの話です。そしてこの話から皆さんが何を考えるかという事が問われることになります。どんな村にしてしまうか、どんな所になるか。それは過去と未来をどう繋ぐのかということであり、その節目が今(現在)となるのです。それは仕事や人生も同じこと。自分が何を目的とし、自分はどうありたいか、それなら周りや他人のせいにしないで、自分が本気になって楽しくやろうでは有りませんか。

 「想像は自分が欲する未来を生み出す力を持っている」という言葉があります。自分がはっきりとした未来を想像すればするほど、やる気が引き起こされることが、心理学の研究で証明されているそうです。
 例えば「英会話が上達して、海外の人と直接話ができた」という未来を想像することで、目標に向かうモチベーションがより強いものになるそうです。一方、未来の自分がうまくイメージできないときは、設定した目標が間違っている可能性があるとも言われます。その時は目標や未来を再設定することが大切だそうです。

 フランスに「アラン」というペンネームで知られる哲学者が「幸福論」という書物の中で、「幸福な人は、幸福だから笑っているわけではない。笑っているから幸福になれるのだ」と有ります。自分が幸せになるために必要なことは、誰かによって与えられるものではありません。自分が笑顔になることで今ある幸せに気づくことが大切です。
 毎日の不満に押しつぶされて笑顔を忘れてしまうと誰も集まりません。人は、笑顔の人に集まります。幸せな気持ち、笑顔は自分で作るものだということです。

 新年度のスタートに際して、新しいこと、知らないことへの好奇心をたくさん持って下さい。未知の世界を知ることで自分の将来への扉が開くことがあります。次は何にチャレンジしようかとわくわくしながら、そして笑顔を忘れずに、自分の目標に向けて日々の学習や学校生活をうまくスタートして欲しいと願っています。この1年間を振り返ったときに、他人との比較ではなく、今の自分と比べての成長を実感してくれることを期待しています。

学校長 松田 進


2021年4月5日(月)
明星中学校・明星高等学校入学式 式辞

 春の息吹漂う本日ここに学校後援会会長様はじめ役員の皆様方をお迎えし、馬込理事長ご臨席のもと、保護者の皆様方とともに学校法人大阪明星学園明星中学校・高等学校 令和三年度入学式を挙行できますことは大変喜びであり、心より厚く御礼申し上げます。
 本年度中学入学生226名、高等学校325名の皆さん、入学おめでとう! また、保護者の皆様、ご子息の真新しい7つボタンの制服をご覧になられお慶びもひとしおのことと存じます。心よりお祝い申し上げます。

 さて中学生・高校生の時代は人生の基礎を培う大切な時期です。本校に入学するのも「縁」あってのことです。この縁を大切にしてください。縁を大切にするとはどういうことでしょう。それは、この学校が皆さんにとって最適の学校であると信じて生活すると言うことです。本日入学した皆さんすべてが初めから本校を志望したわけではなかったかもしれません。本日までのわだかまりを捨て、明星が自分にとって最も良い学校で、ここを母校とするという強い決意をもって学校生活を始めて下さい。
 こうした決意がない限り、親子とも充実した学校生活は送れませんし、成績も伸びていきません。六カ年コースの高校生は今日から、今から心機一転新たな気持ちでスタートして下さい。
 明星のすべての教室の正面には「地の塩・世の光」の額が掲げられています。塩がその役目を十分に果たすためには、塩の姿を消してしまわなければなりません。人間関係の中で塩となれと言われるとき、それは自分自身を犠牲にすることを意味しています。つまり、他人(ひと)のためになるには、自分を捨てなければならないのです。また、自らが光となって輝くだけでなく、その光によって周りを輝かせることが大切です。確固たる自己を確立し、他人のために尽くすことこそ「明星紳士」の真の姿なのです。

 それでは、明星生活を始めるに当たり、三つのことを要望します。
 一つは、「よき生活習慣を身につけること」
 習慣は第二の天性とも言われており、人生をも左右することさえ有ります。良き習慣の一つとして次の言葉を贈ります。「時を守り、場を清め、礼をただす」ことです。「時を守る」とは遅刻をしない、学習時間を確保する、「場を清める」とはきちんと掃除をする、整理整頓をする、「礼をただす」とは、服装をきちんとする、挨拶をする等です。社会生活の基本がきちんとできるように良き習慣となるように日々努力して下さい。
 二つ目は「思いやりを持つ」ことです。他人を思いやることは自分を見つめ直すことです。思いやりによりお互い助け合う友達の輪ができます。そして思いやりは行動のエネルギーにもなります。思いやる、思われる、何でも話し合える友達を見つけて下さい。この6年間を共に過ごした友達は何にも代えがたい一生の宝です。
 三つ目は、「やればできる」という自信を付けて下さい。そのためには学習、部活動、その他様々な活動に自ら積極的に参加することです。難しい問題の解決に向かって初めて様々な工夫や根気が養われます。解決に向かう中で本当の達成感を味わい、自分の良さを見つけることができ、生きていく上での自信に繋がります。「困難なきところに進歩なし」です。いろんなことに挑戦して下さい。
 以上、三つを要望しました。どうか自分自身で一歩一歩確実に努力を続ける明星生活にして下さい。もし、悩んだり、苦しんだりしたときには是非とも誰でもいいですから相談して下さい。もちろん校長室に来てもらって構いません。皆さんの中学・高校生活が有意義なものとなりますように。

 保護者の皆様にお願いがございます。学校という所は言うまでもなく生徒が主役であります。そのためには生徒一人一人が主体性を持って活躍することが何よりも大切でありますが、私たち教職員や保護者の皆様、つまり大人が先回りして子どもを保護してばかりいてはその主体性は育ちません。学校でも中学生・高校生としての自覚を持って自らの事は自分で責任を持つように促してまいりたいと思いますので、ご家庭でもご子息の自立が進むようにご配慮下さいますようお願いいたします。

 最後にもう一つ具体的なお願いがあります。ご子息と共に文化や政治、あるいは読んだことのある本のこと、また映画のことなど、何でもいいですから話し合う時間を作って欲しいと思います。指示や注意ではなく大人になりつつある子どもの気持ちや考えを受け止め、話し合って下さい。指示や注意ではない本当の親子の会話をして下さい。どうぞお願いいたします。

 結びに、兄弟校である東京の暁星学園の小学校の正門にあるプレートに刻まれている言葉を紹介して式辞と致します。
 “ 困苦や欠乏に耐え、進んで鍛錬の道を選ぶ気力のある青年以外は、この門をくぐってはならない ”

  令和三年四月五日                
学校法人 大阪明星学園 明星中学校・明星高等学校
 学校長 松田 進   

2021年2月27日(土)
明星高等学校卒業式 式辞

 冬来たりなば春遠からじ、確かな春の訪れを感じる本日、高校Ⅲ年生356名の卒業を心からお祝い申し上げます。卒業おめでとう!
 そして今日の佳き日にあたり、岡倉同窓会会長様、中塚後援会会長様、馬込理事長のご臨席と保護者各位のご列席のもと、ここに学校法人大阪明星学園明星高等学校第120回卒業証書授与式が挙行できますこと、誠に喜びに耐えません。
 今年度は年度の初めから新型コロナウイルスという未知の感染症に出鼻をくじかれたスタートでした。世界中が混沌とした1年でした、まだ終息には時間がかかりそうですが、出口の光がようやく見えるようになってきました。コロナ禍の卒業式、たくさんの協力の下、実施できることに感謝致します。

 私から皆さんに一つだけ言葉を贈ります。
 「今後さまざまな場面で人生の岐路に立ったときは困難な方を選びなさい。」と言うことです。
 私は若い頃、この言葉を聞いたときに、無理に困難な方を選ぶ事はない、樂に切り抜けられるならその方がいいじゃないかと思っていました。それが今、この年齢になると困難な方を選びなさいと言う意味がよくわかるのです。人は困難を克服することで成長します。人の心が理解できます。感謝の気持ちを持てるのです。それはまさに「他人のために生きる、明星紳士」そのものの姿であるのです。 どうぞ皆さん、この言葉を胸に、これからの人生を失敗を恐れず、果敢にチャレンジしていって下さい。

 保護者の皆様、高いところからではございますが、本日は誠におめでとうございます。
 今までの18年間を思い起こし、胸が熱くなっておられることでしょう。ご卒業を心からお慶びも申し上げますと共に、これまで学園が賜りましたご協力に厚く厚く御礼を申し上げます。有り難うございました。

 さて、皆さん、いよいよ本校を巣立つ時が来ました。まだ受験がある人は全集中で取り組んで下さい。
 今後の人生は平坦な道ばかりではありませんが、どうか健康に十分留意され、本校で身につけた「明星紳士」の自信と誇りを胸にたゆまぬ前進を続けて下さい。
 皆さんの前途に神様の豊かな祝福を心より祈念し、式辞と致します。

  令和3年2月27日          
学校法人 大阪明星学園 明星高等学校 
  学校長 松田 進          


2021年1月5日(火)
第3学期 始業式

 皆さん、おはようございます。短い冬休みでしたが、有意義に過ごすことが出来ましたか? 体調は万全ですか? 気持ちは充実していますか? 感染症防止対策には引き続き気をつけながら、生活のリズムを学校バージョンに戻し、元気に過ごして下さい。

 さて、今日は「自分の立ち位置を知る」という話をします。皆さん、登山に行くときには何を持って行きますか? ハイキングには持って行かないけど登山となれば日帰りでも持っていくもの、細かく言うといろいろあると思いますが、割と多くの人が思い浮かべたものは「地図」ではないでしょうか。ではなぜ山に入るときには地図がいるのでしょうか、皆さんどうですか? ほとんどの人が、道に迷わないため、正しいルートを進むためと答えるでしょう。ところが、ワンゲルの顧問の先生に聞くと、地図はちゃんと買って持っているのに、リュックの中にしまい込んで、歩いている間に、一度も地図を見ない生徒が結構いると聞きました。
 さあ、地図は何のために使うのでしたか? 道に迷わないためでしたね。これは未然予防、すなわち悪い状況にならないための対策です。つまり、道に迷ったかもしれない、どうもおかしい、どのルートを行けばわからなくなった、そんなときに慌てて地図を引っ張り出しても「時すでに遅し」です。さて、どうして遅いのでしょう。地図にはきちんと予定した正しいルートが書かれているはずですよね。見ればそれはわかります。でも迷ってから見たのではダメなのです。どうして迷ってから地図を見たのでは遅いのですか? わかりますか? それは、その時点での自分の位置がわからなくなっているからです。どんなに正確な地図を持っていても、今地図上のどの位置に自分がいるのかわからなければ、どちらに向いて歩けばいいのか判断できません。少なくとも、ここは必ず通ったと自信をもって言える場所が、少し前にはないと、どうにもなりません。見晴らしが良ければ、周囲の様子からある程度自分の位置を特定する技術はあります。しかし、薄暗い谷の底へ降りてしまった場合や、霧や雨、雪などで見通しがきかない場合はそれも出来ません。つまり、正規のルートを今、自分は自信を持って歩いていると言えるときにこそ、地図を出して見るべきなのです。ああここまで来たか、少しペースが落ちたかな、ここから上り坂になるようだな、その先には分岐点があるから気をつけないといけないな、まだゴールまでこんなにあるのかなどなど、・・・。
 進路の希望や、部活の大きな大会など、皆さんには目指す山、ゴールがあることでしょう。そのゴールに向けて、こういう計画で、こんな勉強をして、こんな練習を積み重ねて、と考えて一歩一歩進んでいくのでしょう。その時は是非、ただがむしゃらに突き進むのではなく、合間合間に自分の地図を広げて、自分の立っている位置を確認して下さい。それは、授業の振り返りであったり、定期試験や模擬試験であったり、部活動なら練習試合やコンクールであったりするかもしれません。迷い込んで落ち込んでしまう前に、自分の立ち位置をしっかり見つめ、進み具合が遅いとか、ルートを外れかかっているとか、こっちにも別の道があるとか、それを自分自身でよく知って、へこたれずに、再び目標を見据えて、必ずここまで行ってやるぞという気持ちを強く持ち、進んで下さい。

 今日は、「自分の立ち位置を知る」という話をしました。新学期にあたっての皆さんへの言葉とします。顔を上げて、前を向いて、全員で進んでいきましょう! 3学期もよろしくお願いします。高校Ⅲ年生の皆さんには、もうあれこれ言うことはありません。自分を信じ、自信を持ってチャレンジして欲しいと祈るだけです。

学校長 松田 進


2020年度 第1学期 終業式(8.8)にて

2020年8月8日
学校長 松田 進

皆さん、おはようございます。

誰も経験したことがない新型コロナウイルス感染症の渦中で令和2年度が始まりました。入学式や始業式が出来ず、長く続いた臨時休校の中で、「いのち」を守ると言うことに向き合ってきた日々。そして、「いのち」とはこんなにもあっけないこと、その「いのち」は戻ってこないことを実感して、それを他人事とはせずに、身近でも起こり得ることなんだと思い知った日々。

たとえ自分は元気でも、不用意にウイルスを持ち帰ってしまったら家族が大変なことになるんだと。今まで家族から守ってもらう対象から、家族を守る一人に成長している今の皆さんです。この「ウイルス感染」の言葉を「親切」という言葉に言い換えても、それは同じように人に感染し広がることに気づいて、同じように人に広がっていくのなら、幸せや笑顔に繋がるものの方がいいと実感する日々です。

休校期間中、課題配信やオンライン授業はあったものの通常の対面の授業は出来ませんでしたが、そればかりが勉強ではなく、教科書に載っていない経験、体験を積んで、確かに成長している皆さんを見て嬉しく思いました。

感染症の歴史をさかのぼりますと、1720年はペスト、1820年はコレラ、1920年はスペイン風邪、そして2020年は新型コロナウイルスと、約100年ごとに人類に挑戦してきています。しかし、それぞれに多くの犠牲があったものの、人類はウイルスに打ち勝ってきて、今の繁栄があります。日本でも一旦は収まりかけた新型コロナウイルス感染症は、毎日感染者が増加している状況は皆さんも日々の報道で知っているところです、世界では1800万人を超える人が感染し、70万人が亡くなっています。
いまだに有効な手立てがありませんが、必ずウイルスに勝利し、日常を取り戻すことは間違いないと信じています。

今まさに「ウイズ コロナ」が日常なのです、「リスク ゼロ」はあり得ません。
我慢のゴールデンウイーク、我慢のお盆休み、我慢の年末年始だと思います。
2020年度は「我慢の年」になるでしょう。そういう覚悟を持って警戒して過ごさなければならないでしょう。

それから今年も災害が多く発生しました。今までに経験したことがないレベルに出されるはずの特別警報がある地域では4年連続で出されています。「異常気象」と言う言葉では済まされない状況です。これから秋になると台風がやってきます。いつどこで何が起きるかわかりません。自分の身は自分で守る、自分が安全であれば、近くの人を助ける、そういった防災の基本を頭の中でシミュレーションしてみて下さい。

さらにTIKTOKやSNSに関する問題も相変わらず皆さんに直面しています。
どこにでも簡単にアクセスしないで下さい。自らの危機管理をしっかりしましょう。

高校Ⅲ年生の皆さん、非常に不安な今年度の始まりであったことと思いますが、現在の授業の進捗状況は順調に進んでいます、休校期間に思うように勉強が進まなかった人も今から努力を怠らなければ大丈夫、慌てず、焦らず、着実に自分の志望校を高いまま維持し、最後まで貫き通す堅い意思を持ち続けて下さい。それが目標突破への近道です。簡単に志望校を変更することは絶対にやめなさい。自分自身の心に負けないで下さい。

中学1年、高校Ⅰ年の皆さんも新しい学校生活の始まりが変則であり不安があったことでしょうが、6月から平常に近い形で過ごすことが出来ています。このままの精神状態で今後も安心して学校生活を送って下さい。中学2年3年、高校Ⅱ年の皆さんもそれぞれの目標に向かって邁進して下さい。
悩みがあればいつでも相談して下さい。私たち教職員は全力で皆さんをサポートします。

もう一つ皆さんに言っておきたいことがあります。
今年は戦後75年になります。特に被爆国にとって、8月6日また9日は広島、長崎に原子爆弾が投下され多くの方々が亡くなり、また後遺症で今なお苦しんでおられる方がたくさんおられます。いかなる事情があれ戦争は殺し合いに過ぎません。絶対にあってはならないことです。戦争を実際に体験された方々も皆高齢で私たちが直接戦争のこと、原爆のことをお聞きする機会は少ないですが、私たち戦争を知らない世代もこの時期に正確に歴史を学び、二度と同じ過ちを繰り返さない強い覚悟を持つことです。

昨年ローマ教皇が来日されましたが、そのきっかけとなる「焼き場に立つ少年」の写真を知っていますね。長崎に原爆が投下された後、亡くなった弟を背負って、涙一つ見せず、唇をかみしめて火葬する順番を待つ少年の写真が思い出されるでしょう。6日は過ぎましたが、明日9日は長崎に原爆が投下された日になります。
昭和20年(1945)8月9日午前11時2分、心に留めて下さい。

最後に今一度のお願いです。短い夏休み、大勢の人が集まるところには行かない、手洗い、うがい、消毒を頻繁にすることから始まる、私たち一人一人の「行動変容」をお願いします。それは危機感を持って、自分と周りの人、そしてその先にいる人を守るための行動をとることです。その行動が世界中の人を守ることに繋がるということをしっかりと自覚して下さい。強い言い方ですが、外出してはいけません、家にいて下さい。

皆さんに我慢を強いることばかりですが、それは「いのち」を守るための行動です。
そして、ウイルスと戦ってくださっている第1線の医療に携わっておられる方々のことを想像して下さい。昼夜を問わず、休みなく、自らも感染と背中合わせの場面で身を粉にして、「いのち」を守る最前線で働いて下さっています。「いのち」を守る最前線の人の思いに共感することで、辛抱や我慢を強いられていることだけに気持ちを持って行くのではなく、皆さんの行動変容につなげて下さい。どうぞお願いします。

では、8月17日第2学期始業式に皆さんと笑顔で会えることを祈ります。

以上


中学校受験をお考えの皆様へ

2020年4月18日

学校長  松田 進

「中学受験を考える」

明星中学校の受験だけではなく、私立中学校の受験をお考えの皆様に
お話をしたいと思います。

☆子どもの将来を考えて中学校を選ぶ。

「2020年大学入試改革」をはじめ、学校教育全体が大きく変わろうとしています。
ボーダレス化・情報化が進む世界において、少子高齢・人口減少の時代に突入する日本が生き残り、世界に貢献し、リードするためには、これまで以上に豊かな発想力を持ち、自ら考え、行動し、優れたコミュニケーション能力を持った人材を育成しなければなりません。私学は「生徒一人一人を大切にする」ことが大きな特色の一つではないでしょうか。

 明星では今まで以上に教育の質を高める取り組みを実践することに励んでいます。
本校は初代校長ウオルフ先生が「明星の生徒は神様から預かった大切な存在、彼らのためにいかなる努力も惜しまない」とおっしゃったようにお預かりした6年間はもちろんのこと、生涯にわたって付き合っていく関係が生徒・保護者・教職員の間で築かれていくのです。

☆子どもたちの未来に必要な力

●教育が変わる

 中学受験で志望校を選ぶポイントは何でしょうか?これまでは、難関大学への合格実績が占める比重が大きく、その理由はその先の経済的保障、ステータスの高い職業に就く可能性が高かったからです。今後も大きくは変わらないでしょうが、求められる資質はこれまで以上に多様になってくるように思います。

  近年、経済界からの要請で大学新卒の新入社員に対して、「指示されないと動かない」「決まった仕事はこなすが、課題になかなか気づかない」「他者と交渉したり協調したりして物事を進める力が不十分」などといった声があります。日本で育った人と外国で育った新入社員がいる場合、外国で育った人のほうが「即戦力になる」「物おじしない」「積極的でコミュニケーションが上手い」と評価されることも多いようです。

  じっくりと考える思考力、自分を表現する力、物事を多面的に分析するクリティカルシンキング、主体性、協調性、そして語学力を用いての交渉力です。

 政府・文部科学省もこうした人材の育成を目指す方針です。
 私立中学校・高等学校もこうした社会情勢を背景に、先陣を切って、時代の変化を見据えて次代に活躍できる人材を育成する思いがあるのです。

  必要なのは、定型的な問題を解く技能ではなく、その知識や技能をもとに、「自ら考え、他人と協働して、新しいものを生み出す力」です。
  これまで高校生の多くは大学受験を念頭に勉強してきました。大学全入時代と言われる今、高校生は「なぜ勉強しなくてはいけないのか」という気持ちが強くなっています。いつまでも大学入試を目的に勉強させるのは難しいということです。

  学ぶ目的をはっきりさせないと意欲も出てこない。今後は学習習慣と知的好奇心をどう育てていくかがポイントになってくるでしょう。これからの中学校受験生は大学入試制度改革の下で、大学入試に臨むことになります。各私立学校では「学ぶ意欲」「学習習慣の確立」のための環境整備が重要になるでしょう。

 明星では、基礎学力の習得はもちろんのこと、高度な学力を身につける工夫、さらにグローバル教育やリベラルスタデイーズ(生きる力)の実践プログラムを豊富にそろえています。

●私立中高一貫校は有利か?

 中高一貫校は高校受験がない分、6年間かけてじっくりと「得難い経験」ができる余裕や環境が整備されています。各学校が独自に行っている教育実践には素晴らしいものがあります。そこに親和性を感じるなら進学先に選択することに非常に意味があることでしょう。 

☆受験の目標となる学校を見つけよう。

校風や教育内容の面でぜひ「わが子に合った学校」を選んでいただきたいということ。
世間の評判はあくまでも世間の評判です。
わが子が輝くことができる学校が必ずあるはずです。

●学校の数だけある多様な教育観

 かつては「公立中学へ行かせたくないから」という理由で私立を選ぶケースも多くありました。しかし、今は私立ならどこでもいいのではなく、子どもの将来を考え、情報量も格段と増え、「ぜひこの私立中学校へ」「入学させる価値のある私立へ」と積極的理由で私立中学校へと意識の変化が見られます。実情は志願者が集まっている学校と伸び悩んでいる学校の二極化が進んでいます。それは、単に難関校や有名校に志願者が集まり、それ以外が伸び悩んでいるということでもありません。

今までは大学合格実績がほとんどのウエイトを占めていました。ただ、近年はそれが絶対的なものではなくなっているようです。どういう方針、指導体制、フォロー体制、これまでの成果と今後の目標など、学校の将来像をきちんと語る学校に志願者が集まるようです。さらに、人格形成の指導、将来へのビジョンや熱意が問われるでしょう。これが私学本来のあるべき姿です。

  中・高の6年間は子どもから大人へと成長する大切な時期、私立中学校のいろいろな教育の在り方、教育スタイルを見て、子どもにふさわしい学校、受けさせたい学校を見つけましょう。

 明星では、「中学・高校時代は人生の土台を築く明星教育」との考えから、生徒たちの生涯を見つめ、その時その時に応じた指導を行っています。

●学力に偏らない教育

私立中学校は「勉強一辺倒」というイメージを持っているかもしれませんが、実際には知育・徳育・体育のバランスの取れた教育を実践しています。授業はもちろんのこと、課外活動や修学旅行・学園祭・体育大会などにより、社会性や心の成長を育んでいます。

●面倒見の良い環境

わかるまで指導する、補習、補講、習熟度別、少人数制、分割授業など、きめ細かな指導をうたっています。また精神面サポートするために専門のカウンセラーを置く学校もあります。
 「生徒一人一人を大切にする」これは私立中高一貫校の大きな特徴です。

 明星では、生徒を大切にするとは、手取り足取り面倒を見ることではないと考えています。生徒一人一人の個性を尊重し、自立、自律する人格の形成を助けることこそ面倒見であると考えます。

★タイプ別学校

1. 男子校
2. 女子校
3. 共学校
4. 大学受験を目指す進学校
5. 大学付属校
6. 宗教系学校
7. 中等教育学校

さまざまな学校の型があります。時間の余裕ある時に見学に行って、帰宅後、最初にお子様の意見、感想を聞いて、それから保護者の意見を言い(先に保護者の意見を言ってはいけませんよ)、志望校を選んでいきましょう。

 

最後に
中学校入試は年々いろんな変化がございます。今後、さまざまな場面 でお悩みになること、お迷いになることが出てくるかと思います。
そんな時は、どうぞ遠慮なくご相談下さい。
この文章をお読みいただいたことに感謝し、このご縁を大切にさせていただきたく存じます。

以上


始業式に寄せて

2020年4月8日

明星高等学校・明星中学校の生徒の皆さん、こんにちは。
まずは「新学年への進級おめでとうございます。」
元気に過ごしているでしょうか?皆さんの元気な様子が見られなくてとても残念です。

本日8日、本来ならマリアンホールにて生徒の皆さんの元気な顔を見、私たち教職員とともに始業式を行い、新担任・副担任を発表し、新年度をスタートする予定でしたが、新型ウイルス感染症拡大防止及び緊急事態宣言を受けて5月6日まで休校を延長することにいたしました。
新入生には入学式、在校生には始業式を行うことができず、残念でなりません。4月の登校日を設定することを考えましたが、広範囲から通学する皆さんの「かけがえのない命」を考えると登校日を設定するべきでないという結論に至りました。

今後は各学年からそれぞれに応じた学習の指示がありますので、それに基づいて計画的に進めて下さい。
時間の使い方を計画し、実行し、振り返り、次の行動に移す、このサイクルを実践して下さい。
わかないことがあれば担当の先生に連絡して下さい。
周りの状況が見えない中で不安になるかもしれませんが、今こそ一人一人が自覚をもって過ごして下さい。また自分の将来を思い描くいい機会にして下さい。

この期間の過ごし方が今後の飛躍につながります。心身ともに健康でいて下さいね。

学校長  松田 進


学校長挨拶へ

2020年4月4日

校長よりお祝いの言葉

「ご入学 おめでとう!」
本日、入学を許可された新中学1年生243名、新高校1年生357名の皆さん、皆さんは多くの夢と希望を持って今日を迎えたと思います。 「入学おめでとう。心からお祝いいたします。」
また、保護者の皆様、ご子息の入学に、お喜びもさぞかし、ひとしおの事と存じます。心からお祝い申し上げます。

 さて、この大阪明星学園は1898年カトリック修道会「マリア会」によって設立され、本年度創立122年を迎える伝統と歴史を誇る学校です。その間、歴史の歩みとともに学園はいろいろな変化、変遷をしてまいりました。でも、本校で学び、卒業していった3万4千名を超える卒業生たちは、時代が変わり、社会情勢が変わり、制度が変わっていく中でも、決してその波に呑み込まれることなく堅持し続けたものがありました。それが「明星の建学の精神」です。
122年後の私たちにとって、誇らしい伝統として受け継ぎ、さらに充実させながら次の世代へと伝えていかなければならないものなのです。
入学に当たり、皆さんが過ごすこれからの6年間また3年間が「明星教育」の実現に向けた努力の日々であることを期待します。また高校Ⅲ年では成人です。自ら創造する明星生活にして下さい。
 さらに、皆さんが直面することとして明治維新以来と言われる文部科学省による教育大改革、高大接続改革、新しい学習指導要領に従って教育課程が変わり、大学入試センター試験も変わります。
このような大きな変化の流れを感じる時ではありますが、学園創立以来変わらず堅持してきた「明星教育の理想」、これを具体的に言うならば、「よき明星紳士」を育成することです。神の光に照らされた理性を持って考え、強固な意志を持って社会のあらゆる分野で中心となって活躍できる人間が「明星紳士」と言えるでしょう。
また、すべての教室には「地の塩、世の光」の聖句が掲げられています。
塩がその役目を十分に果たすためには、塩の姿を消してしまわなければなりません。対人関係の中で塩となれと言われるとき、それは自分自身を犠牲にすることを意味しています。つまり、他人(ひと)のためになるには、自分を捨てなければな
らないのです。また自らが光となって輝くだけでなく、その光によって周りを輝かせることが大切です。確固たる自己を確立し、他人のために尽くすことこそ「明星紳士」の真の姿なのです。 人間は互いに支えあって生きています。「人」と言う文字が示すように相手を支えなければ二人とも倒れてしまう間柄なのです。この理想を社会の中で実現するためには、明星紳士はまず、より高度の教育を受けて、現実の厳しい社会条件を克服できる学力を身につけなければなりません。皆さんは学園生活の中で、勉学のために苦労を重ねるのは、当然のこととして受け止めてください。知性を磨くことの厳しさに耐えることのできない者は、本学園の生徒としてふさわしくありません。もちろんその努力の成果は卒業時に出てきます。でもその結果だけがすべてではありません。その結果に至るまでのたゆまぬ努力を続けることが大切なのです。 さらに、ボランティア活動やクラブ活動に懸命に励み、クラスとは違う学年を超えた仲間づくりが生涯の友人関係を築くことになるでしょう。男子校としての良さを痛感することでしょう。 明星の教育は人生の土台を築くものなのです。

さあ、いよいよ明星生活が始まります。皆さんとの出会いは、偶然ではなく、お互いに望んだ出会いであります。この「自ら選んだ」ということを忘れずに毎日を大切に過ごすことによって、私たちは、人生を価値あるものに高めていくことが出来るのだと思います。これから先、必ずしも楽しい事ばかりではなく、苦しい事、悩む事も多いかもしれません。その時には皆さんの周りに皆さんを支えてくれる多くの人の笑顔があることをもう一度確認し、まず一歩踏み出しましょう。解決方法はきっと見つかるはずです。皆さんの明星生活が充実したものになることを心より祈念しています。

ここで保護者の皆様にお願いがございます。
学校というところは生徒が主役であります。そのためには生徒一人一人が主体性を持って活躍することが何よりも大切でありますが、私たち教職員や保護者の皆様、つまり大人が先回りして子供を保護してばかりいてはその主体性は育ちません。学校でも高校生・中学生としての自覚を持って自らの事は自分で責任を持つように促してまいりたいと思いますので、ご家庭でもご子息の自立が進むようにご配慮下さいますようお願いいたします。
また、今後、伝統を踏まえつつ新しい時代にふさわしい教育環境を整えるための施設、設備の維持管理やさらなる教育環境の充実が必要だと考えております。何卒ご理解を賜り、ご支援くださいますようお願い申し上げます。

学校長  松田 進


一年間の御礼と今年度に向けて

2019年4月

4月4日、2019年度の入学式が挙行され、真新しい7つボタンの制服の中・高561名の1年生を迎えました。新高校1年生は18歳成人となる初年度です。高校3年生で名実ともに大人としての扱いを受けることになります。
人口減、少子高齢、働き方等々、社会が大きく変わろうとする時期に学校教育の意義も問い直されることでしょう。

4月8日始業式、全学年元気に新年度(平成から令和へ)がスタートいたしました。
昨年4月より校長職に就き、1年間があっという間に過ぎました。
個人的にはこの1年が突風のごとく過ぎ去った感があります。
あれこれ様々な新しい取り組みを考え、生徒・教職員が一体となって取り組んで参りました。結実したもの、まだ途上のもの、今後も引き続き実践していくもの、新しく加えるもの等々があり、今年度も新課題と共に進んで参りたいと存じます。
またいろんな面で私自身の力不足を痛感した1年でもありました。
本校の生徒、保護者の皆様だけでなく、あらゆる面で支えていただいた関係者の 皆様、本当に有り難うございました。厚く御礼申し上げます。

今年度は教育改革の大きな柱であるグローバル教育と探求・総合学習といった プログラムをさらに充実させ、生徒たちに果敢にチャレンジさせたいと考えています。現在の中学生、高校生が社会で活躍するときのフィールドは狭い日本ではなく、世界なのです。そのためには個々人の生き方を世界基準にしていくことが求められます。「自ら考え、自ら動く」「受動ではなく、能動で」こういう志を持った人に入学してもらいたいし、6年間・3年間でこういう志を胸に刻んで飛び立ってもらいたいと思います。
男子校が激減する中で、大阪明星学園は本年創立121年を迎え、その歴史と伝統に支えられ建学の精神を堅持しつつ、さらなる飛躍の年にしていく決意です。
今後、ますます笑顔あふれる学園になりますように教職員一同全力で取り組んで参りますので、引き続きご指導ご鞭撻賜りますよう、どうぞよろしくお願いします。

校長就任のご挨拶

2018年4月

このたび、大阪明星学園 明星高等学校・明星中学校の第19代校長を拝命いたしました松田進です。
200年の歴史を持つカトリック修道会「マリア会」を母体とする大阪明星学園は本年創立120年を迎えます。その重責に身の引き締まる思いです。

明星では全教室に「地の塩 世の光」の聖句が掲げられています。 人が目指すべきは自分の幸福だけを追い求める生き方ではなく、他人(ひと)が幸福であってこそ自分の幸福があるのです。それは世の中がいかに変化しようと変わることない普遍的な人の生き方であると言えるでしょう。そのような心を育み、社会に出た時により多くの人々の幸福のために尽力できる人材「明星紳士」の育成こそマリアニストスクールの教育理念です。

 学校とは何のためにあるのでしょう。
 勉強とは何のためにするのでしょう。
 成績を上げるためでしょうか。
 受験に合格するためでしょうか。
 この明星で学ぶことのすべてのことを、
 将来、他人(ひと)の幸福のために役立ててください。
 この6年間・3年間が君たちの人間力を育みます。
 共に精進していきましょう。

今後、文部科学省による新学習指導要領が正式発表され、新しい教育課程に従って授業が展開され、現在の大学入試センター試験も変わります。社会が急速に変化していく中を生き抜いていくためには、「自分はどう思うか」という「自分軸」で思考ができ、他者に説明できる表現力が不可欠になります。 「I think~、because・・・」という思考と表現です。

文部科学省が掲げる新しい学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」ですが、「新しい」と言っても今までなかったことではなく、「本質的な学び」や「普遍的な力」と言えるでしょう。

学校はそれぞれが志望する大学というゴールに向かって、どうしたらその学校に入れるかの手ほどきをすることと考えられていた時期もありますが、そもそも志望校選びがゴールではありません。そこで何を学び、社会でどう役立てるかを生涯にわたって追求していくことが本当に大切なことなのです。

「少子高齢社会」「人口減少社会」がさらに進み、学校教育を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。その中で私立男子校としての存在意義を高め、生徒諸君や保護者の幸福度(満足度)を高めるべく教職員一丸となってさらなる向上に全力で取り組む所存です。
今後とも引き続きご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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