明星高校1年生 総合的学習の時間について

高校1年生では、「グローバルイシューについて考える 〜真に豊かな世界とは〜」をテーマとして学習を深めていきます。調べ学習やプレゼンテーション、ディスカッションの実践を通して、世界が抱える様々な問題に対して、主体的に取り組む姿勢を身につけることを目的としています。

【1】年間スケジュール

期間 学習目標 学習内容


  • プレゼンテーションとディスカッションの基礎を学ぶ。
「受験サプリ」を教材として
  • 「自己紹介と自分プレゼンの違い」
  • 「公平性とは何か」
  • 「宗教とは何か」 他
  • 各チームの担当国決定。「調べ学習」開始。
夏休み
  • 学園祭でのポスターセッションに向けての準備。


  • 大学出張授業を通して、知識を深める。
  • ディスカッションの実践を通して、議論する力を養う。
  • プレゼンテーションの実践を通して、表現力を養う。
  • 学園祭でのポスターセッション
  • 大学出張授業
    世界を理解するうえでの3つのアプローチ
  • プレゼンテーションテーマ
    「世界の貧困問題の解決策を探る」
    各チームは担当国の立場から問題解決の方策をチーム内でディスカッションし、プレゼンテーションを行う。
  • 「受験サプリ」を教材としてのプレゼンテーション講座
冬休み
  • エッセイ作成
    「真に豊かな世界を実現するために」


  • 世界と議論する力を養う。
  • 英語ディスカッション集中講座に向けての準備。
  • 英語ディスカッション集中講座(3日間)
  • 事前学習(3/12・19)と事後学習。
  • プレゼンテーション大会(クラス代表)

【2】大学出張授業について

10月後半から11月にかけて、5つの大学から講師の先生に来ていただき、それぞれの専門分野について講義をしていただきました。学習の流れのイメージは下図の通りです。

2.高大連携授業 学習の流れ図

【3】大学出張授業 授業風景

講義A「政治・経済」
担当:加藤 恵美 先生
(早稲田大学 政治経済学部 助教)

  • 「難民問題は解決できるか?」をテーマに、今、世界で起きていることを、どのようにとらえればよいのか、その方法についてお話しいただきました。

講義B−①「文化・教育」
担当:小松 太郎 先生
(上智大学 総合人間科学部 教育学科 教授)

  • 「教育問題から見た世界の貧困」をテーマに、ウクライナ情勢などを実例として、教育格差が生み出す貧困についてお話しいただきました。

講義B−②「文化・教育」
担当:森木 美恵 先生
(国際基督教大学 アーツサイエンス学科 准教授)

  • 「文化という視点から見た貧困問題」というテーマで、各国のトイレ事情を例に、現地社会の内側から理解する「エミックな視点」の重要性についてお話しいただきました。

講義C−①「環境・食糧」
担当:神崎 護 先生
(京都大学大学院 農学研究科教授)

  • 「貧困と格差を環境とエネルギーから考える」をテーマに、熱帯林業の持続的経営についてたくさんのデータを元にお話しいただきました。

講義C−②「環境・食糧」
担当:安高 雄治 先生
(関西学院大学 国際政策学部教授)

  • 「人と環境の関わり」をテーマに、自然環境の保全と経済発展の両立について、マダガスカルを実例としてお話しいただきました。

【4】ディスカッション研修

①事前学習(3/12) 2限〜4限

  • 代表生徒によるプレゼンテーション大会を行いました。各クラスで行われた予選を勝ち抜いた次のチームが、5分以内のプレゼンテーションを披露してくれました。
発表
班  員 担当国
朝田君 山口君 山田君   シンガポール
青谷君 大原君 鈴木春平君 鈴木蒼麻君 ソマリア
西野君 野口君 安原君   中国
畠中君 益本君 室君   ニジェール
福田君 藤岡君 藤田君   アフガニスタン
鈴木君 永吉君 福森君   カンボジア
加藤君 川越君 川崎君   スウェーデン
江角君 田上君 濱﨑君   カンボジア
北埜君 桐山君 黒松君   ウガンダ
明石君 梅山君 遠藤君 渡邊君 カナダ
  • 講師の先生をお招きして、講演をしていただきました。

《講師》 川西 俊吾 先生 北陸先端科学技術大学院大学教授
《講演テーマ》 「グローバル社会を生きるために」

②ディスカッション研修(3/14〜16)

《チーム分けについて》
6カ年と3カ年の混合チームを編成しました。日頃、同じ校舎で学ぶ仲間でありながら、あまり顔を合わすことのなかった仲間どうしが、ディスカッションを行います。はじめはやや緊張もあったようですが、すぐに打ち解けて、話が弾んだようです。1チーム12〜14人で編成し、各チームに1人のネイティブ講師が付き、講座を担当します。

《タイムスケジュール》 平常登校〜午後3時

  午前の部 午後の部
3/14 アイスブレイキング・自己紹介 トピック1:Global Warming
/15 トピック2:World Hunger トピック3:Education in the world
/16 個人プレゼンの準備 各教室内でのプレゼン → 修了式

グローバルイシューについて、自分たちの意見を英語でどんどん話していきます。講師の先生方は時に励まし、時に厳しく、生徒たちに的確なアドバイスをしてくださいました。

教室でのプレゼンテーションです。発表資料は生徒たち自身で作成しました。発表後には質疑応答もあり、活発な意見交換が行われました(もちろん英語でのやりとりです)。

修了式の風景です。この後、30名の講師の先生方には生徒席に降りていただいて、記念撮影をしました。3日間という短い日程でしたが、大人と子供、先生と生徒、そして国籍という壁を越えて、世界が抱える問題について考えることができました。

③事後学習(3/19 終業式後)

再び川西先生に講演をしていただきました。新しい世界が必要としている、新しいリーダー像について、示唆に富んだお話をしていただきました。ディスカッション研修を経て、生徒たち一人一人がグローバルイシューについての当事者意識を高めることができたように思います。講演後の質疑応答でも積極的に手が挙がり、本質を突いた質問がいくつも出ました。   
川西先生からは、さらに学習を深め、視野の広い大人になってほしいとのメッセージをいただきました。

 

 

 

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