始業式に寄せて

2020年4月8日

明星高等学校・明星中学校の生徒の皆さん、こんにちは。
まずは「新学年への進級おめでとうございます。」
元気に過ごしているでしょうか?皆さんの元気な様子が見られなくてとても残念です。

本日8日、本来ならマリアンホールにて生徒の皆さんの元気な顔を見、私たち教職員とともに始業式を行い、新担任・副担任を発表し、新年度をスタートする予定でしたが、新型ウイルス感染症拡大防止及び緊急事態宣言を受けて5月6日まで休校を延長することにいたしました。
新入生には入学式、在校生には始業式を行うことができず、残念でなりません。4月の登校日を設定することを考えましたが、広範囲から通学する皆さんの「かけがえのない命」を考えると登校日を設定するべきでないという結論に至りました。

今後は各学年からそれぞれに応じた学習の指示がありますので、それに基づいて計画的に進めて下さい。
時間の使い方を計画し、実行し、振り返り、次の行動に移す、このサイクルを実践して下さい。
わかないことがあれば担当の先生に連絡して下さい。
周りの状況が見えない中で不安になるかもしれませんが、今こそ一人一人が自覚をもって過ごして下さい。また自分の将来を思い描くいい機会にして下さい。

この期間の過ごし方が今後の飛躍につながります。心身ともに健康でいて下さいね。

学校長  松田 進

学校長挨拶へ

2020年4月4日

校長よりお祝いの言葉

「ご入学 おめでとう!」
本日、入学を許可された新中学1年生243名、新高校1年生357名の皆さん、皆さんは多くの夢と希望を持って今日を迎えたと思います。 「入学おめでとう。心からお祝いいたします。」
また、保護者の皆様、ご子息の入学に、お喜びもさぞかし、ひとしおの事と存じます。心からお祝い申し上げます。

 さて、この大阪明星学園は1898年カトリック修道会「マリア会」によって設立され、本年度創立122年を迎える伝統と歴史を誇る学校です。その間、歴史の歩みとともに学園はいろいろな変化、変遷をしてまいりました。でも、本校で学び、卒業していった3万4千名を超える卒業生たちは、時代が変わり、社会情勢が変わり、制度が変わっていく中でも、決してその波に呑み込まれることなく堅持し続けたものがありました。それが「明星の建学の精神」です。
122年後の私たちにとって、誇らしい伝統として受け継ぎ、さらに充実させながら次の世代へと伝えていかなければならないものなのです。
入学に当たり、皆さんが過ごすこれからの6年間また3年間が「明星教育」の実現に向けた努力の日々であることを期待します。また高校Ⅲ年では成人です。自ら創造する明星生活にして下さい。
 さらに、皆さんが直面することとして明治維新以来と言われる文部科学省による教育大改革、高大接続改革、新しい学習指導要領に従って教育課程が変わり、大学入試センター試験も変わります。
このような大きな変化の流れを感じる時ではありますが、学園創立以来変わらず堅持してきた「明星教育の理想」、これを具体的に言うならば、「よき明星紳士」を育成することです。神の光に照らされた理性を持って考え、強固な意志を持って社会のあらゆる分野で中心となって活躍できる人間が「明星紳士」と言えるでしょう。
また、すべての教室には「地の塩、世の光」の聖句が掲げられています。
塩がその役目を十分に果たすためには、塩の姿を消してしまわなければなりません。対人関係の中で塩となれと言われるとき、それは自分自身を犠牲にすることを意味しています。つまり、他人(ひと)のためになるには、自分を捨てなければな
らないのです。また自らが光となって輝くだけでなく、その光によって周りを輝かせることが大切です。確固たる自己を確立し、他人のために尽くすことこそ「明星紳士」の真の姿なのです。 人間は互いに支えあって生きています。「人」と言う文字が示すように相手を支えなければ二人とも倒れてしまう間柄なのです。この理想を社会の中で実現するためには、明星紳士はまず、より高度の教育を受けて、現実の厳しい社会条件を克服できる学力を身につけなければなりません。皆さんは学園生活の中で、勉学のために苦労を重ねるのは、当然のこととして受け止めてください。知性を磨くことの厳しさに耐えることのできない者は、本学園の生徒としてふさわしくありません。もちろんその努力の成果は卒業時に出てきます。でもその結果だけがすべてではありません。その結果に至るまでのたゆまぬ努力を続けることが大切なのです。 さらに、ボランティア活動やクラブ活動に懸命に励み、クラスとは違う学年を超えた仲間づくりが生涯の友人関係を築くことになるでしょう。男子校としての良さを痛感することでしょう。 明星の教育は人生の土台を築くものなのです。

さあ、いよいよ明星生活が始まります。皆さんとの出会いは、偶然ではなく、お互いに望んだ出会いであります。この「自ら選んだ」ということを忘れずに毎日を大切に過ごすことによって、私たちは、人生を価値あるものに高めていくことが出来るのだと思います。これから先、必ずしも楽しい事ばかりではなく、苦しい事、悩む事も多いかもしれません。その時には皆さんの周りに皆さんを支えてくれる多くの人の笑顔があることをもう一度確認し、まず一歩踏み出しましょう。解決方法はきっと見つかるはずです。皆さんの明星生活が充実したものになることを心より祈念しています。

ここで保護者の皆様にお願いがございます。
学校というところは生徒が主役であります。そのためには生徒一人一人が主体性を持って活躍することが何よりも大切でありますが、私たち教職員や保護者の皆様、つまり大人が先回りして子供を保護してばかりいてはその主体性は育ちません。学校でも高校生・中学生としての自覚を持って自らの事は自分で責任を持つように促してまいりたいと思いますので、ご家庭でもご子息の自立が進むようにご配慮下さいますようお願いいたします。
また、今後、伝統を踏まえつつ新しい時代にふさわしい教育環境を整えるための施設、設備の維持管理やさらなる教育環境の充実が必要だと考えております。何卒ご理解を賜り、ご支援くださいますようお願い申し上げます。

学校長  松田 進

一年間の御礼と今年度に向けて

2019年4月

4月4日、2019年度の入学式が挙行され、真新しい7つボタンの制服の中・高561名の1年生を迎えました。新高校1年生は18歳成人となる初年度です。高校3年生で名実ともに大人としての扱いを受けることになります。
人口減、少子高齢、働き方等々、社会が大きく変わろうとする時期に学校教育の意義も問い直されることでしょう。

4月8日始業式、全学年元気に新年度(平成から令和へ)がスタートいたしました。
昨年4月より校長職に就き、1年間があっという間に過ぎました。
個人的にはこの1年が突風のごとく過ぎ去った感があります。
あれこれ様々な新しい取り組みを考え、生徒・教職員が一体となって取り組んで参りました。結実したもの、まだ途上のもの、今後も引き続き実践していくもの、新しく加えるもの等々があり、今年度も新課題と共に進んで参りたいと存じます。
またいろんな面で私自身の力不足を痛感した1年でもありました。
本校の生徒、保護者の皆様だけでなく、あらゆる面で支えていただいた関係者の 皆様、本当に有り難うございました。厚く御礼申し上げます。

今年度は教育改革の大きな柱であるグローバル教育と探求・総合学習といった プログラムをさらに充実させ、生徒たちに果敢にチャレンジさせたいと考えています。現在の中学生、高校生が社会で活躍するときのフィールドは狭い日本ではなく、世界なのです。そのためには個々人の生き方を世界基準にしていくことが求められます。「自ら考え、自ら動く」「受動ではなく、能動で」こういう志を持った人に入学してもらいたいし、6年間・3年間でこういう志を胸に刻んで飛び立ってもらいたいと思います。
男子校が激減する中で、大阪明星学園は本年創立121年を迎え、その歴史と伝統に支えられ建学の精神を堅持しつつ、さらなる飛躍の年にしていく決意です。
今後、ますます笑顔あふれる学園になりますように教職員一同全力で取り組んで参りますので、引き続きご指導ご鞭撻賜りますよう、どうぞよろしくお願いします。



校長就任のご挨拶

2018年4月

このたび、大阪明星学園 明星高等学校・明星中学校の第19代校長を拝命いたしました松田進です。
200年の歴史を持つカトリック修道会「マリア会」を母体とする大阪明星学園は本年創立120年を迎えます。その重責に身の引き締まる思いです。

明星では全教室に「地の塩 世の光」の聖句が掲げられています。 人が目指すべきは自分の幸福だけを追い求める生き方ではなく、他人(ひと)が幸福であってこそ自分の幸福があるのです。それは世の中がいかに変化しようと変わることない普遍的な人の生き方であると言えるでしょう。そのような心を育み、社会に出た時により多くの人々の幸福のために尽力できる人材「明星紳士」の育成こそマリアニストスクールの教育理念です。

 学校とは何のためにあるのでしょう。
 勉強とは何のためにするのでしょう。
 成績を上げるためでしょうか。
 受験に合格するためでしょうか。
 この明星で学ぶことのすべてのことを、
 将来、他人(ひと)の幸福のために役立ててください。
 この6年間・3年間が君たちの人間力を育みます。
 共に精進していきましょう。

今後、文部科学省による新学習指導要領が正式発表され、新しい教育課程に従って授業が展開され、現在の大学入試センター試験も変わります。社会が急速に変化していく中を生き抜いていくためには、「自分はどう思うか」という「自分軸」で思考ができ、他者に説明できる表現力が不可欠になります。 「I think~、because・・・」という思考と表現です。

文部科学省が掲げる新しい学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」ですが、「新しい」と言っても今までなかったことではなく、「本質的な学び」や「普遍的な力」と言えるでしょう。

学校はそれぞれが志望する大学というゴールに向かって、どうしたらその学校に入れるかの手ほどきをすることと考えられていた時期もありますが、そもそも志望校選びがゴールではありません。そこで何を学び、社会でどう役立てるかを生涯にわたって追求していくことが本当に大切なことなのです。

「少子高齢社会」「人口減少社会」がさらに進み、学校教育を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。その中で私立男子校としての存在意義を高め、生徒諸君や保護者の幸福度(満足度)を高めるべく教職員一丸となってさらなる向上に全力で取り組む所存です。
今後とも引き続きご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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