大阪明星学園 小鳩会通信

「私たちのしていることは大海の一滴にすぎないと感じています。けれど、もしその一滴がなければ、海はその一滴分、確かに少ないということです。」

マザー・テレサ(コルカタの聖テレサ)


 

マリアニスト修道会創立200周年

大阪明星学園の設立修道会マリア会は2017年、創立200年を迎えました。

2020年7月号

「小さなことから」

学校長 松田 進

 明星の小鳩会の起源は古く100年以上の歴史を有しています。当時ハンセン病療養の先駆けであった私立「神山復生病院」に対する義援金活動がその始まりです。

 明星の設立母体のカトリック修道会「マリア会」と同郷のフランス人神父が経営していた病院です。しかし、医師も看護師もいない、異国のカトリック神父が患者たちを介護していたのです。その神父からの要請で明星の修道士、教員、生徒、保護者が物品の提供をし、苦悩する人々のために学園を挙げて協力しました。その精神は100年以上経過した今なお受け継がれているのです。明星の建学の精神はこうした小鳩会活動を通して具体化されていきます。

生徒、教職員一人一人が会員であり、約2000名の思いを一つにしていけば大きな力になるでしょう。私たちの周りにはたくさんの援助の手を求めている人々がいます。困っている人、助けを求めている人に少しでも役立つことが出来ればこの活動には意味があります。ジュース1本分、アイスクリーム1つ分の我慢が多くの他人(ひと)の笑顔を生むのです。素晴らしい活動ではありませんか!

 生徒の皆さんには行動指針として「自立、自律、連携」を掲げました。自分で考え、自分で行動することが大切である。先生や保護者に言われる前に能動的に動くということです。積極的に関わるということです。その意欲、情熱が学園全体を活気づけるのです。私たちが出来ることはほんの些細な事です。だから「小さなことから」なのです。

 今回のコロナ禍で高校Ⅰ年生が中心となって、困っている人々に支援の手を差し伸べてくれました。皆さんのすぐそばに困っている人、支援を待っている人がいます。「どうされましたか、何かお手伝いできることはありませんか」の一言を言える人になりましょう。

「人は本当に苦しい時に苦しいとは言えない、本当につらい時につらいとは口に出せない、泣いている人ばかりに気を配るのではなく、泣けない人こそ愛しなさい。」

マザー・テレサ

今年度の小鳩会委員

 小鳩会活動は、お金を集めるだけが目的ではなくて、お小遣いでのおやつをひかえて他の人に差し上げる気持ちで献金する、自分の時間を手伝いのために使う、電車の席を譲る…など、自分を差し出して、支えあい、お互いの気持ちが豊かになることに活動の意義があります。日常を小鳩会活動にしてゆきましょう。「六年間、小鳩会委員を続けたい!」など特に希望する生徒が複数あったクラスについては、集合・献金を協力して行うことを了解しています(例年)。お互いの自主性を大切にし、クラスの皆とも協力しながら活動に取り組んでください。

※小鳩会委員生徒一覧(省略)


小鳩会の活動の様子


保護者会募金

  各学期に一回ずつを目安に、必要に応じて、保護者会のときに学園聖堂前で校内募金活動をしています。東日本大震災の復興支援のための募金も続けながら、様々な災害の支援に向けた募金活動も行っています。

保護者会募金

いつも募金に応じてくださり、小鳩会委員一同、感謝申し上げます。暑い日も寒い日もありますが、中学1年生から高校Ⅲ年生まで、力を合わせています。大学受験を意識する11月。それでも募金箱を持つ高校Ⅲ年生の先輩の背中から、後輩は小鳩会の心を学びます。

募金箱を持つ高校Ⅲ年生

ルワンダでの学校づくりに協力

2019.6.11

 高校Ⅱ年生になると、人権教育推進委員会と連携しながら、ルワンダのジェノサイドの歴史と未来を学びます。「ルワンダの教育を考える会」のマリールイズさんのご来校も10年ほど。人権学習や総合的な学習の時間での学びを通じて、教育が偏見や差別を乗り越えることを知り、ルワンダでの学校づくりのために小鳩会献金を届けています。

ルワンダでの学校づくりに協力

釜ヶ崎の炊き出しボランティア

 毎年、年末を前に、全校で米一合を持ち寄って、釜ヶ崎に届けています。このお米は、炊き出しに使われます。実際に炊き出しの手伝いに行く生徒たちもいます。お米や生活用品など実際に物を届けることは、もちろん大事なことです。さらに、マザー・テレサは「大切なのは、どれだけたくさんあげるかではなく、どれだけ愛をこめるか、ということ」と語っています。

釜ヶ崎の炊き出しボランティア
雨の日は、雑炊ではなく、おにぎりの手渡しをします。

若王寺こども食堂ボランティア
  子ども食堂でのボランティアの様子。
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